インタビューInterview

松田ゆずはYuzuha Matsuda

在学生
版画専攻 1年生

自由で幅広いカリキュラムを知り、油絵から版画へ志望を変更

 

美大進学を意識しはじめた当初は油絵、油画系の学科を考えていましたが、高3の夏休み前に高校(長崎県立波佐見高校)で開催されたムサビの大学説明会で、版画専攻のカリキュラムを知り、それまで油絵一辺倒だった考え方が大きく変わりました。私が抱いていた版画のイメージよりもずっと自由に、ブックアートやイラストレーションなど幅広い授業が行われていることに驚いたと同時に、ここで勉強したいと強く思い始めたからです。入試は総合型選抜(前期)でしたが、当日の実技試験はなく、家でじっくり時間をかけて仕上げた絵を提出作品にできたことも、私にはよかったと思っています。入学して1ヶ月が経過しましたが、授業では今、銅版画に取り組んでいます。授業の中で実施された「貴重書閲覧」がとても印象に残っています。図書館のコレクションにある博物図譜やピラネージやターナーなどの銅版画の挿絵が入った貴重書を、手に取ってページをめくりながら鑑賞できたことは感動的でした。ムサビでの大学生活は始まったばかりですが、卒業までにできるだけ多くのことを学んで吸収したいと思います。

1年生最初の授業「絵画基礎Ⅰ」での銅版画制作風景