インタビューInterview

近藤光之介Konosuke Kondo

在学生
版画専攻 3年生

漫画家になる夢をかなえるために版画専攻に入学

 

私は中学生の頃、絵を描き始めるようになってから漠然と漫画家になりたいという夢を抱えていました。高校に入ってから、出版社に持ち込むようになり進路を決める時期に差し掛かり、受験する学科を選ぶにあたって、自分が将来進みたい漫画やイラスト表現に関連したことが学べそうだと感じたのが版画専攻でした。版画と漫画は共通点があります。どちらも印刷を介する表現方法で、版種によりますが自分の手で書いたものをそのまま版として作品にできる点など、漫画を描いている私にとって版画は親和性の高い表現方法でした。また、漫画の描き方などの情報はネットや書籍などで自力で集めることができます。しかし、版画が挿絵として使われている貴重書を実際に手にとって閲覧したり、実際にイラストレーターや絵本作家として活躍する方々の講義や実技指導などを受けたりなど、自分の力だけでは知ることのできないことを学ぶことができるのが、漫画コースのある大学や専門学校ではなく武蔵美の版画専攻を選んだ理由です。

週刊少年誌の担当編集と、月例新人賞へ投稿するために作った作品。以前はアナログで描いていたが、この作品からデジタルで描くようになった。