研究・社会貢献Research

学内共同研究平版印刷術における原初的技法を記録保存するための調査・研究

再現作成したリトグラフ用クレヨンを使った学生作品

220年ほど前に発明された平版印刷術は、オフセット印刷へと進化を遂げたが、一方でその元となった原初的な石版技術は継承されずに失われつつある。本研究は、数多くの美術作品を生み出してきたその原初的な石版画の技法を記録し、さらに現代の美術表現において新たな活用の可能性を提示することを目的とする。

実施日時:

2020年4月1日~2022年3月31日

研究代表者:

遠藤竜太(武蔵野美術大学 油絵学科 グラフィックアーツ専攻 教授)

研究員:

遠藤竜太 武蔵野美術大学油絵学科 グラフィックアーツ専攻 教授
元田久治 武蔵野美術大学油絵学科 グラフィックアーツ専攻 教授
岩田壮平 武蔵野美術大学日本画学科 教授
冨井大裕 武蔵野美術大学 彫刻学科 教授
板津悟  武蔵野美術大学 油絵学科 グラフィックアーツ専攻 非常勤講師
田中栄子 京都市立芸術大学 美術科 教授
宮寺彩美 武蔵野美術大学油絵学科 グラフィックアーツ専攻 助教

リトグラフを発明したアロイス・ゼネフェルダーの技法書を研究し、そのレシピによって再現作成したリトグラフ用のクレヨンと解き墨。

図書館収蔵貴重書のゼネフェルダーによる技法書の閲覧